センスと知識

センスとは知識の量で決まります。


例えば、日本食が好きで日本食以外食べない方は海外の様々な料理の味を体験できず知りません。

習慣化された食事によって口にした事のない食材に対して様々な感情を抱くようにもなります。

それがポジティブな好奇心であれば良いですが、ネガティブな場合嫌悪感を抱く方もいます。


例えば、日本のポップスだけを聞いて過ごしたとします。世界には様々な音楽ジャンルが存在します。

能・オペラ、民族音楽、クラシック、環境音楽、現代音楽。

日本のポップスだけを聞いていると、その他の音楽ジャンルの感動を体験できません。

食事と同様にはじめて聞く音楽に対する感情の現れ方はそれぞれですが、ネガティブな場合未知のジャンルを受け付けない感性に凝り固まっている方もいます。


現在の自分の知識量を把握し様々な物事を学ぶという事と、取捨選択する事には段階的な作用があり時期がございます。


知識がセンスを向上させる力であるという事を前提に行動しなければ、偏見的な視野の狭い判断を行ってしまいます。

自分が好む情報以外は取り入れないという事、それは可能性の芽を自ら摘んでいく行為です。

作家として成熟した考えをお持ちの方でない限り、知識量を増やす事を惜しんではいけません。

センスが無いと仰る方の問題のほとんどは、知識量がない事によって起こる選択の弊害です。

量がないですので選択できる事も限られているという事です。


作家であれば、専門的な知識は勿論、基礎画力、画材知識をしっかり養わないといけません。

そして心理学、哲学を学ぶ事ができるのであれば画家としての指針が明瞭になり作家活動に一貫性を持てます。


知らない事を少なくする。これが何よりも自分のセンスを作る事にとって大切な行動です。

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