top of page
検索

トレンド力の衰退



ファッション、ビューティー、音楽、スイーツ、インテリア、そしてライフスタイルに到るまで流行は至る所に存在し私達を魅了し、また惑わせます。


広告代理店が主体となってトレンドを作っていますが、トレンドが作られる要因が現在は多様化し、発信元が個人のインフルエンサーであったりもします。

インフルエンサーは審美眼を持って、魅力的な魅せ方を研究しています。何気ない物事を美しく魅せたり、日常の一コマを美しく映し、見ている側に気づきと発見を与えます。

インフルエンサーも仕事として行なっている方、承認欲求を満たすために行っている方様々ですが、他人に与える影響力は企業として生業にしている広告代理店に勝る程に力を増し、バランスシートがいずれ入れ替わるとも言われています。


トレンドとは大雑多に言って「潮流であり、周期的な傾向変動」です。


今までは魅力的なカタログや雑誌に掲載された商品を眺め、その商品が与える生活の変化を想像し購買意欲を掻き立てました。

紙からネットに移行し、今ではECサイトやオンラインマーケットプレイスで魅力的な商品を眺め、その商品が自身の生活に反映した時をイメージし、購買意欲を駆り立てます。


ファッション誌を購入し、人気のTV番組で有名人をチェックし、百貨店や専門店でお目当の商品を探すことをしていた時代から、プラットフォームを変え、生活様式の変化をみせはじめた過渡期に今います。


広告代理店がトレンドを作ろうとしても、一過性の刹那的な価値観に共感する人々が少なくなっています。

そもそも少子高齢化で若者の数が日本では圧倒的に少ないですので、若者をターゲットとしたトレンド文化は日本では衰退の一途です。


情報のプラットフォームが今まではTV、雑誌がメインファクターでしたが、若年層を中心にネットがメインとなっています。

スマホで簡単に様々な情報を入手できますので主流にならない理由がありません。学生であれば辞書の役割も果たしています。

しかしながら総務省統計局のTVを持たない家庭数の推移はあまり変わらず97%の家庭にTVがあるとされています。まだまだTVの影響力は強い事を表しています(※国営機関はエビデンスをとって掲載しますので情報が遅いです)。

しかし、断言しますがメディアのプラットフォームは99%ネットに移行します。

ラジオ→新聞→TV+雑誌→ネット(PC)→ネット(スマホ)→◯◯◯、というように時代によって最適化されたプラットフォーム(端末)が選ばれます。どれも完全に消滅することはなく、最適だと体感的に感じられるものがより普及します。

ラジオが消滅することはありませんが、ラジオが情報のメインファクターとして覇権を取ることはまずないと思われます。ですがラジオとしてではなく、音声メディアとしてvoicyなど新しく台頭しているプラットフォームもあり、海外では特に音声メディアを使ったプラットフォームの人気が上がっています。


そのメディアが持つ特性を利用したコンテンツは価値を高めています。


映像メディアは視覚と聴覚を同時に利用しますので、いわば釘付け状態でそのコンテンツに向き合います。

音声メディアは聴覚だけですので、作業をしながら、移動しながら聴くことができます。これが海外でとても人気となり、特に生産性を上げたい人にとっては移動時間をPodcastやvoicyなどの音声メディアで、お気に入りのコンテンツを聴いて学んでいたりします。


情報は取捨選択する時代に移っています。


少し脱線しましたが、TVや雑誌は与えられた情報を受け入れる受動型のプラットフォームですが、今皆さんは自分で欲しい情報をネットで取捨選択していると思います。

受動から能動に全体が変わりつつある時代です。

それはトレンドが容易に作られた時代ではなくなりつつある事も意味しています。

年代層によってまた知性の違いによっても小さなトレンドが存在し、その多様化の中で刹那的ではない真実性の高いもの、もしくはよりそうであるものを求めている時代に変化しつつある時代です。


後10年もすればTVや新聞から得た情報や受動的な知識だけでは古いタイプの人間として認識されるようになるかもしれません。

例えて言えば、ラジオだけで情報を得てる人が今いるとすれば、少し変わった方だと感じると思います。良い悪いを置いておき、情報の発信源がどこであるのか、プラットフォームがどこなのかという事はとても重要な事です。


トレンドは情報です。どこから情報を得たもので、どのように価値を判断したのかが重要な要因です。


ファッションのトレンド周期は10年、スイーツの寿命は1年、インテリアの衰退は2年、様々な解釈でトレンドがトレンドたる価値を継続できる月日は違いますが、トレンド周期は大凡12年だという、そんなに長い年月では決してありません。

以前のブログでも触れましたが、時代が進む速度はどんどん早くなっています。トレンドたる価値を持つ時間というのは、普遍的な価値を含まない一過性のものであれば瞬く間に飽きられ捨てられます。


情報が多様化し、その情報を自分から取捨選択している方にとっては、一方的なマスメディアの情報に辟易とし始めています。

TVや雑誌がこういったからそうであろうとする盲目的な受動タイプの人と、学びたいこと調べたいことを自分から得ている能動的な人との差も開いていきます。


今作られているトレンドは自然発生的に生まれたのではなく、一部のインフルエンサーが提示した価値観や先端を行くアーティストによって作られ、それをマスメディアが大きな潮流に変えています。


そのスタイルもどんどん変わっていくと思います。

今その過渡期だと感じます。

閲覧数:379回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page