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デッサン





デッサンとは見たものを見たままに描く事です。

忠実に対象物を再現できる人が、デッサン力の高い人となります。


では、デッサン力を向上させる方法とは何でしょうか。



手の筋肉、神経系の発達を促す事、つまり継続して沢山描く事と、もうひとつは全体のボリュームと細部のディティールを認識する観察力をつける事、この二つが大きな成長要因です。




腕や肩を動かさずに、手首だけを動かして、空中に8の字を描いてみて下さい。

結構難しいと思います。

手首の構造上、ガクッと速度を早めてしまう角度、滑らかな曲線を描きにくい角度があると思います。

これは構造上の問題ですので補うような訓練が必要になります。

そういった物理的な訓練が滑らかで均一的な曲線を描く手助けとなります。

勿論、このような訓練をしただけで綺麗な曲線を描けるわけではありません。

あくまでも要因の一つです。


例えば、野球選手がバットの素振り練習を行う事と似ています。

身体のどの部分に、どのような力を加える事で効率的にバットに力を運べるのか、何回も何回も行う素振りから学びます。

ですが実戦は同じ場所同じ速度同じタイミングでボールが運ばれないので、培った技術を適切に順応させる実戦訓練で経験を積んでいきます。


物理的な進歩、筋肉や神経の発達がデッサンの向上、繊細な動きを可能にします。



全体のボリューム、細部のディティールを読み解く。

読んで字の如くですが、モチーフよりも自分の絵に集中してしまう方、多く見受けられます。


上手く描こうとするあまり、自分が描いている絵に集中してしまい、モチーフを見る事を疎かにしてしまいます。

とてもよくわかります。

上手く描きたいので、どのように線を描けば上手く見えるのかを探してしまいます。

上手く描く事の本質は、モチーフをそのまま描く事です。上手く見せる事ではありません。

例え見ているモチーフがおかしく見えても、見えたままに描く事がデッサンです。

モチーフ全体を観ると、ボリューム、量感が理解できます。

細部を観ると、相対から様々な違いを認識し繊細な違いを理解できます。


よく言われるデッサン力の根源、それは視力だという事実。



どんなに繊細に描く技術力を持っていても、視力が悪くモチーフをはっきりと認識できていないのであれば、決して描く事はできません。

見えていないのですから。

この言葉からも、いかにモチーフをよく観るか、よく観察できるかがデッサン上達の最も大切な要因である事がわかります。


観て観て観続けてモチーフを理解しないとデッサンは上手くなりません。




繊細な手の動きコントロール、モチーフを観察し読み解く読解力、冷静に自分をコントロールし、今やるべきワークを認識できる事。

これらが備わってデッサン力は向上します。




最後にバッドケースを紹介します。

これは辱めではなく、このケースに大きなヒントがあり、知っていただく事でプラスになります。


今までレッスンを行ってきて、どうしてもデッサンが向上しなかった人に共通する部分がある事に気づきました。

それは自我が強すぎる方、自分を曲げない性格を持つという共通事項がありました。

言い換えれば他人の意見に耳を傾けられない気質の人です。

年齢を重ねるとこの傾向が強くなります。経験から類似する問題を仮想邸し答えを導けます。

大凡こうであろうと推論を立て予測する事ができるので、所謂自己流で物事を進めることも可能です。

様々な経験を積むと皆さん陥る、成長のジレンマです。学び得た経験が自信となって自分の成長を止め固めます。

ですがこれには大きな勘違いが潜んでいます。

それは専門知識と経験則の量です。


少し脱線しますが、勉強とは基本、ミス、失敗を重ね、何故失敗したのかを学ぶことです。

成功する事が目的ですが、最も大切な事は失敗から違うケースを想起する試行錯誤をするという学びです。

何事もそうですが、失敗するから試行錯誤します。

この大量の経験が経験則となり、その仕事、作業によって陥りやすいミスをパターン化して理解し事前に対処できます。




最後脱線しましたが、デッサンの向上は簡単に言うと「しっかり観る事、たくさん描く事」です。

ちょっと笑ってしまいますよね。


「しっかり観る事、たくさん描く事」

これ以上的を得た回答がないんです。

この簡単な言葉に全てが込められています。

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