デッサンの魅力



デッサンは全ての美術の基礎です。


この基礎力が備われば、目で見たものは勿論、想像したイメージを描けるようになり、想像力すら成長します。


デッサン力は誰にでも備わります。

デッサンは大きい意味で技術力ですので誰にでも備える事が可能です。

継続し、しっかりとしたデッサンアプローチ、認識方法を学べば必ず描けるようになります。

デッサンは自分の世界観を全面に表現する作品作りではありません。

あくまで目で見た目の前にあるモチーフを可能な限り忠実に再現する技術力、それがデッサン力です。

ですがデッサンは行う前に目的やテーマもございます。

受験デッサンと、作品の幅や奥を深めるための通常のデッサンは目的が違います。

受験デッサンではない場合、時間を意識せず納得できるまでデッサンを行えますので、気になっていたウィークポイントを徹底的に見直す機会を持てます。そのウィークポイントから自分の傾向を判断し癖となっているかもしれない人間性までも見直せます。

例えば、雑に進めてしまいがちな方はデッサンに限らず、物事の進め方がどこか雑だったりしていないでしょうか。


デッサンを続けると、自分が観察者である事を実感していきます。

デッサンが上手い方は相対的に物事を判断する観察力を持っています。必然的にモチーフを見る時間の長さも違います。

しっかりとモチーフを認識する為には執着的に観察しなければいけないからです。


写生会に出て、森の木々を描くとき、風に煽られ落ちていく葉の軌跡を目で追います。

葉の大きさ、形、風の強さ、違う状態の物事を観察して結果を認識します。

その積み重ねで葉の落ち方が風力によってどう影響するのかを学び記憶します。

木洩れ陽がどのぐらいの高さだと、木洩れ陽の葉の輪郭が出るのか。太陽の光の強さ、木の葉と地面との距離、気温による変化、様々な要因を観察して結果を認識します。

こういった執着的な観察の記憶が、光の影響や風の影響、気温の影響を認識し応用していけるようになります。


デッサンが上達する事によって得る様々な力があるという事を少し感じていただけたでしょうか。


デッサンは本当に楽しいです。

時間を忘れて没頭します。

是非お時間ある時にでもデッサンを楽しんでください。

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